東北には、魅力的な企業経営者が沢山いらっしゃいます。特に大きな震災を乗り越え、再生を果たして
きた企業経営者には、仕事において常に高い目標に向かう姿勢と社員や地域を想う圧倒的にアツイ想い
があります。
彼らの仕事場にお邪魔し、仕事、社員、地域に対する想いを直に聞き、その魅力の秘密を感じとりに
いきませんか。これからの生き方、働き方を真に豊かにしてくれる秘密がここにはあります。
今回の「気仙沼篇」は、ひときわ輝く経営者に出会う旅です。 1日目は、「海の食」の老舗、斉吉商店・斉藤
純夫社長、和枝専務、2日目は、豊かさをコーヒーから創る仕事人、アンカーコーヒー・小野寺靖忠専務
取締役です。
2つの仕事場で共通しているのは、「ていねいに生きる」です。独創性やスピーディさも併せ持ち、「ていねいに生きる」が根っこにある企業での仕事体験に是非ご参加ください!
旅の概要
〇募集人数:12名(最少催行人数8名) 〇応募条件:18歳以上、経験不問 〇集 合:宮城県気仙沼市 JR気仙沼駅 〇解 散:宮城県気仙沼市 JR気仙沼駅 〇参 加 費:24,500円(宿泊費、2企業の体験費用、1日目昼・夕、2日目朝・昼合計4食、現地で交通費、含む) |
こんな人が対象です: ていねいな仕事をしている事業者の現場を体験したい人 地域と共に成長する企業から学びたい人 これからの生き方、働き方を模索している人 |
主力商品の「金のさんま」は無添加にこだわり、手仕事で丁寧につくってきた老舗。創業から継足しで使い続けてきた「返したれ」で、骨まで軟らかく、ゆっくり大鍋で炊いていましたが、8つあった大鍋も流失し、復帰の第一歩は、仮の工場で、鍋3つからの再スタート。被災しているからではなく、商品の内容に納得して買っていただくことを目指しています。
「自ら原材料を仕入れて、つくり、売る」という新しいかたちを目指して、再生に向けて邁進中。漁師のご苦労を知り、丁寧に商品をつくり、直接お客様に売る、人と人とのつながりを大切にすることにこだわっています。
組織の概要
1931年(昭和6年)、廻船問屋として創業。水産物卸・小売業・水産加工品及び製造業を展開。震災前から無添加のさんまの佃煮は、全国にもファンが多かった。震災で工場、店、全て失ったが、創業から継ぎ足しで使い続けてきた佃煮用の「返したれ」は奇跡的に戻る。震災年の夏、さんまの佃煮「金のさんま」製造・販売が再開。商品は全て無添加、手仕事、お客様一人一人に直接届けることにこだわっている。斉藤純夫社長・和枝専務夫妻は、二人三脚で社員の雇用を守り続けてきた。
1997年に船舶漁労機械と水産物輸出入を中心に営業を開始した同社。小野寺靖忠氏がイワシ買付でアメリカ北西部を訪れていた2003年頃に、コーヒーと共にある生活に感銘を受けたことがきっかけ。故郷気仙沼に戻ると、カフェラテを飲みたくても店がないことに気づき、「豊かさとは選択肢が豊富にあることだ」と、シアトルスタイルのドライブスルー専門のコーヒーショップ「アンカーコーヒー」1号店をオープンさせたのが2005年。以来、気仙沼でいれたてのコーヒーが飲めるという選択肢(豊かさ)を提供し続けています。豆、焙煎、いれかたにも徹底的にこだわり独自性を打ち出しています。
コーヒーを通して豊かさを創る場所
震災で2店舗、焙煎工房、製菓工房が流出し、マイクロ投資「セキュリテ被災地応援ファンド」で1200万円を全国から資金調達し、再建にこぎつけました。「経営者が白旗を上げなければ事業は継続できる」の信念で再建中。コーヒーの他、焼きドーナツも人気商品。ネット通販で直販も。10周年を迎え2015年3月に念願の再建本店を再建。
世界三大漁場・三陸沖の母なる港・気仙沼で、水産物輸出入業とコーヒーショップを営む。同社専務・小野寺靖忠氏の米国シアトルでのコーヒーショップ研究を経て「アンカーコーヒー」1号店を2005年オープン。6店舗まで拡大するが、震災で2店舗、焙煎工房、製菓工房が流出。いち早くマイクロ投資で費用を募り再建に着手。自家焙煎コーヒー、ドーナツもネット通販している。